先日、ワインをお届けしているお得様のお店で、珍しい物を食べた。
食材自体は珍しくないのだが、珍しいのは食べ方である。
食材は筍、「京都府乙訓郡産」、(おとくにぐんと読む)知らなかったが有名な筍の産地らしい。
食べ方は「生」、刺身である。
コミック「美味しんぼ」などでも、筍の刺身は紹介されているが、実際に食べたことは無かった。

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見た目普通の筍です。
この筍の皮の、白くて柔らかい部分から食べてみた。
産毛が生えている部分は白くてもえぐみあるが
ツルツルした白い部分を、何も付けず、素材の味を確かめてみる。
見た目はポテトチップス。
食べて驚いた!筍の香りはするが、筍くさくない!

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かすかに甘みを感じる。
「うまい!!」と叫んでしまった。
筍は、どちらかというと好んで食べるって事がない野菜のひとつだった。
「美味しんぼ」をよんだ時も、「ふう〜ん、筍の刺身ねぇ・・」程度のものだったくらい、あんまり好きな食材では無かった。それを後悔させる味である。

次に美味しい塩を少し降って食べてみる。
筍の甘さが引き立ち、さらに旨みを感じる。美味しい筍の味がする。
新鮮な若い筍の味というものか・・表現が巧くできない。とにかく美味しい。

そして、先の部分と下の部分を薄切りにして食べる。
先は柔らかく、下の丸い部分はかりかりとした歯触りで美味しい。
渋みやえぐみは全くない。

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最後に同じ部分を軽くあぶって食べる。
わさび醤油が美味しいらしいが、塩でもいける。

以前親戚の家が竹林の中にあったので、筍堀りには行ったことがある。
朝早く起こされ(確か5時頃)眠いのに竹林へ連れて行かれた。
筍掘りといっても、子供の頃のことで何も出来るはずも無く、
大人達が掘るのをただ見ていただけであった。

あちこちに筍が頭を出している。
筍が「いっぱいあるよ!」と大喜びの私。
しかし親戚の大人達は、それには目もくれず、
「ここだ!」とか良いながら鍬でざくざく掘っていく、すると本当に筍が出てくる。
宝探しみたいでなんだか楽しかった。

しかしというか当然というか、刺身ではなく茹でた物をたべさせられた。
その頃の印象は、筍堀りは楽しかったけど食べるのは・・・であった。
今年で50歳になるのだが、筍の美味しさが分かるようになったのは、
子供の味覚から大人の味覚へ成長したと言うことだろうか。


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